2024.07.03
会社情報

第三者評価の役割とは?

本日の記事は、私が感じた第三者評価の役割についてです。
第三者評価の仕事を説明すると、「福祉サービスの評価をする仕事なんだ!東京都から委託されて、検査や監査みたいな仕事ですか?」と質問を受けることがあります。

第三者評価は監査と同じもの?

第三者評価は監査(行政監査)とは大きく異なります。
第三者評価と行政監査の違いについて、全国社会福祉協議会HPには次のように記載があります。
・行政監査では、法令が求める最低基準を満たしているか否かについて、定期的に所轄の行政庁が確認するものです。社会福祉事業を行うためには、最低限満たしていなければならない水準が示されているものです。
一方、第三者評価は、現状の福祉サービスをよりよいものへと改善する、つまり最低基準以上に福祉サービスの質の向上を目的としているという点で行政監査とは根本的にその性格を異にしています。

第三者評価機関に求められていること

前述のとおり、第三者評価は【A事業所はできているorできていない】や【B事業所はサービスが良くなかった。利用者から不満が出ている。】と批評することが目的ではありません。福祉サービス向上のために事業者が行っている良い点を吸い上げ、広く公表することです。「福祉サービスの現場は忙しく、事業者によっては、第三者評価の準備にあまり時間をかけることができてないことや、利用者のために様々なことを考えているがうまく具現化できていないことがある」と評価者が話しており、事前資料ではわからなかったことが、事業所に訪問した際に、たくさん出てきています。
私たち第三者評価機関が事業者の良い点を吸い上げ広げていくことで、新たな利用者が増えていくWin-Winの循環を作っていきたいです。

令和6年度~学童クラブも第三者評価の対象に!

令和6年度から学童クラブ(通称:放課後児童クラブ)が、第三者評価の対象サービス種別として追加されました。東京都の学童登録児童数は13万人を超えており、子どもを通わせている学童クラブがどのようなサービスを提供しているか調べる保護者が増えています。
弊社は学童クラブだけでなく、保育関連の第三者評価に長けた評価者も所属しています。
第三者評価について気になることがあれば、お問い合わせ、または下記メールアドレスに是非連絡ください。
よろしくお願いいたします。